1899年、初代廣田金太氏が現在の浜松町にガラス食器販売業として創業。16年後の1915年、墨田区横川にガラス製造工場を設立しました。三代目達夫氏は大量生産ではなく手づくりにこだわり、日本独自のガラス製品の復刻を進めました。
現社長の四代目達朗氏は世の中に広く受け入れられる製品づくり、江戸切子・江戸硝子という古くからある東京のガラス食器の技術を継承し、その復旧に努めています。

明治大正時代に盛んに使われた日本独特の成型方法でつくった乳白色のガラス器。骨灰という特殊な原料が入ったガラスを使い、急激な温度差を与えることにより発色する乳白オパール。
「大正浪漫」はさまざまな日本古来の模様を美しく浮かび上がらせます。熟練した職人と精密な紋様の金型により生まれるガラスは、文明開化のハイカラな日本文化を感じさせる特別な工芸品です。