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2017.7.25

「MITSUBOSHI Salone 5th」を開催しました。

株式会社ヒューモニーが2016年12月1日にサービスを開始した高級電報ギフトの「みつぼし」は2017年7月20日(木)、 東京・代官山TANOHA DAIKANYAMAにて「MITSUBOSHI Salone 5th」を開催しました。

第5回のゲストは富山県高岡市を拠点に、昨年創業100年を迎えた鋳物メーカー「能作」の代表取締役社長 能作克次氏。

福井県出身の能作氏は大学卒業後、新聞社勤務を経て結婚を機に「能作」へ入社。鋳物職人としてスタートを切りました。伝統産業の多くが分業で成り立っているなか、技術をある程度修得した後、"ユーザーの声を聴きたい""市場を見たい"との想いから2002年、<素材>と<デザイン>をキーワードに商品開発と販路開拓に乗り出します。こうして生まれたのが「能作」プロダクトの数々です。国内では直営店だからこそできる「もの・こと・こころ」を伝える販売を中心に行っています。

「能作」ではものづくりの魅力を伝えるため、10年以上にわたって小中学生の工場見学を受け入れてきました。職人の仕事について知ってもらえれば、伝統産業や地域の素晴らしさも伝わる。"伝える"ことで産地を変えたいという想いは、4月27日にオープンした新社屋にも貫かれています。<見学><体験><飲食><ショップ><観光案内>といった5つの要素からなる約4,000坪の施設のテーマは『産業観光』。"地域を代表する企業となり地方創生につなげる"、"県内観光のハブ的な役割を果たす"など、高岡市だけではなく富山県全体のことを考えた、さらには100年後の日本のものづくりにも想いを馳せた取り組みです。今までの日本は「競争」の時代でしたが、これからは「共想」「共創」の時代だと能作氏は語ります。

能作氏のポリシーは「続けること、あきらめないこと」「過ぎ去ったことを考えない、今を大事に…すると未来が拓ける」「仕事を楽しみ、愉しむ」「地域社会には労を惜しまず貢献する」「GLOCAL = Think Global, Act Local」。

今回のトークショーで能作氏から発せられた言葉のひとつひとつはご参加いただいた皆様の心に深く響きました。伝統産業に携わる方々のみならず、私たちが仕事をしていくうえで大切なことを教えていただいた気がします。自社の利益だけを追求するのではなく、地域社会へ貢献し、日本のものづくりの未来を創造する「能作」が伝統工芸界のトップランナーとしてこれからも世界へその技術力を発信し続けることを確信した【MITSUBOSHI Salone 5th】でした。

この日、体調を崩されていた能作氏でしたが、そのトークは参加者の心を震わせる素晴らしい内容でした。これからも新しいチャレンジを続け、日本の伝統産業を牽引する存在であり続けることでしょう。
お越しいただいた皆様、どうもありがとうございました。